マルゼニアンの彰往考来

日本橋丸善を愛する私の大切な「宝箱」

2019-01-01から1年間の記事一覧

< 太平洋戦争と丸善 2 > 「 鶏小屋 」で再起を誓い合った、仙台丸善の社員たち 〜焦土に建った仙台市内第一号の店( 丸善仙台支店・立川 武雄の記憶)

杜の都・仙台。 “ 独眼竜 ” で知られる、伊達 政宗公が 関ヶ原の戦い後、徳川 家康公の許しを得て かつての国分氏の居城「 千代城 」 ( のちの「 青葉城 」「 仙台城 」)に入城したころ この街はまだ「 杜の都 」ではなかった。 慶長6年( 1603年 )国分氏…

大佛 次郎を生んだ「丸善」と「中西屋書店」 “ 彦坂くん ” との思い出と丸善へのメッセージ

無類の本好きだった作家・大佛次郎が 人生で初めて知った洋書の店。 それはかつて神田の街にあった 「中西屋書店」だった。 ▶︎ 在りし日の「中西屋書店」 出 典;文房堂公式サイト 左手入口が画材文具店の「文房堂」右手入口が「中西屋書店」(神田の大火後…

特別篇 <家族の肖像> 祖父の命日によせて 〜 ともに人生を歩んだ「丸 善」と丸善人たちへ

本日3月31日はマルゼニアンの祖父 五十嵐清彦の命日です。 ▶︎ 五十嵐 清彦( 1892〜1967 ) 入社5年目;大阪支店勤務2年目 撮 影;大阪 ヱマ堂 明治40年4月丸善入社。本店和洋書売場長、広告課長、人事課長を経て 昭和22年総務部長、昭和23年監査役へ。亡く…

< 丸善と美術界 3 > 岡田 三郎助に学んだ洋画家・辻 永(つじ ひさし) 〜山羊を愛した三兄弟が心に描いた “ 理想郷 ”

東京都渋谷区恵比寿三丁目。 サッポロビール工場跡地の再開発事業として 平成6年(1994年)に誕生した複合施設 「 恵比寿ガーデンプレイス 」にも程近いこの地区は かつて「 伊達町 」と呼ばれていた。 江戸時代この付近にあった 伊予宇和島藩伊達家下屋敷が…

< 丸善と美術界 1 > 画壇の仙人と呼ばれた、熊谷 守一 “ モリ ” の魅力を見出した「 木村 定三 」と名古屋丸善・美術係「木内憲次」

その人の存在を初めて知ったのは いつのことだっただろうか。 一目みた瞬間に思ったのは リアル仙人 ▶︎ 熊谷 守一(1976年/96歳のころ) 出 典;『熊谷守一画文集 ひとりたのしむ』(求龍堂刊) しかしその見た目以上に その人の描く独特なタッチの絵 かわ…